ずっと思っていたこと

先週からずっと重荷だった仕事が終わってすっきりです。お気に召されるかはわかりませんけど、なるべくイメージに沿うようには作ったので・・・喜んでくれるといいなぁ。まぁ、肩の荷が下りたのも束の間、また同じ様な仕事がくるんですけどね・・・ふふふ。
今日棚の話をしてたんだけど、「よくなったよ」って誉めてもらえてすごく嬉しかった。先月で今の棚を任されて一年経ったのかな?担当を任された時は本当にちんぷんかんで、毎日毎日間接的に怒られて、周りに迷惑もかけるしバイト行くのが嫌で仕方なかったのね。でも考えたくなくても考えなきゃ事は悪い方向に進むだけで。試行錯誤の日々ですよ。売れ行き調べて季節に合ったものを取り入れて。ただ流行に合わせるんじゃなくて自らも提案して。やっと今の形に落ち着いたのね。もちろん現状に満足しているわけではなくて、まだまだ変えていくことはたくさんあるし、他店に行って勉強したり試行錯誤は続いてるけども。当時に比べて、少しは余裕が出てきたかな、と思える。*1今はね、ただ効率の良い実用的な本を売るだけじゃなくて、「おもしろい」本を売りたいって思えるようになったの。
自分が本屋に求めることって「新たな興奮」なんだよね。まず装丁が目に入って、気になったものはページをめくるでしょう。ページをめくる時のドキドキ感って、雑誌もコミックも小説も写真集も、どのジャンルでも同じだと思うんだ。そのドキドキをいっぱい伝えたいと思うんだよ。自分でPOP書いて・・・言うなればコトバノチカラ。私なんかのチカラは微々たるものだけど、少しでもお客さんに伝わって本を買ってくれたら、それはそれは嬉しくてやってよかったって思える。最初から全てがうまくいくわけじゃないし、失敗もするけど、ちゃんと向き合うことができれば楽しくなってくるもんなんだね。小さなことだけど、私にはそれが幸せだと思えるよ。

*1:売り上げとか関係なくね